(1)ローラー選別機は、ネジ部品などの不良ワークや異品を選別することを目的に使用されます。
二本のローラーの隙間幅をローラーの上下において変えることで隙間幅にテーパーを付けます。その隙間にワークを供給すると、ワークが二本のローラーに首をつられた状態で下方向へ流れていきます。頭部の適正径の部分でローラーから落下させて選別を行います。
隙間幅は、上下にあるハンドルによって調整いたします。
(2)通常は、ローラー上部の隙間幅を狭くし、ローラー下部の隙間幅を広くすることで選別を行います。
(例:ローラー上部で4mm、ローラー下部で5mmの隙間とすることで製品の頭部径がφ4.8の製品の選別、など)
(3)また、ローラーの隙間を比較的大雑把に調整することで、削りカスや切粉などのワークとは大きさがかなり異なる異物の除去を目的としてローラー選別機を通す場合もあります。
(4)弊社製品では2本のローラーはそれぞれ単独のモーターにより逆回転しております。そのため左右のローラーの回転速度を変えることができ、選別されるワークが回転しながらローラー上を滑り落ちるため、微妙に楕円形になってしまっている不良ワークの選別にも効果を発揮します。
(5)本選別機は、基本的にはネジ用の選別機のため、ネジの頭径公差の範囲内で選別を行うものであります。従いまして、数値選別や厳しい公差の選別にはできませんのでご了承ください。
上記をご了承のうえで、球の選別、棒の選別、ボタン状ワークの選別などに使用いただいている実績がございます。
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・汎用ねじローラー選別機 MT-1型

| MT-1型 標準仕様詳細 |
| ローラー |
φ100xL1000 硬質クロムメッキ付 |
| ローラー調整幅 |
おおよそ15mm(調整範囲は相談) |
| シュート |
ステンレス製 |
| 選別 |
小径、良品、大径の3箇所で選別されます。
小径:ローラー下出口より排出
良品:ローラー末端(写真最右端)出口より排出
大径:ローラー側面出口(写真手前部)より排出 |
| モーター |
スピードコントロールモーター 2個
(左右のローラーのスピード変更がそれぞれ独立して可能です。) |
| パーツフィーダー |
φ400アルミボール |
| ホッパー容量 |
20リットル |
| 電源 |
三相200V or 単相100V (選択可) |
| 標準価格 |
定価:250万円 <パーツフィーダー・ホッパー込>
(税別・送料別)
*:ローラー部本体のみでの製作も可能です。
パーツフィーダー等の値上げに伴い
2023年7月より標準価格改定となっております。 |
*:標準仕様は改良のため変更されることがあります。
*:上記はあくまで標準仕様ですのでお客様にあわせて仕様変更・調整可能です。
【例1】:排出口を標準とは違う仕様にしたい。
【例2】:パーツフィーダーはあるのでローラー部だけほしい。
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