・ねじ検査用ゲージ
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<リセスの検査用>
・@十字穴用食い付きゲージ
・A十字穴用Qゲージ
・B六角穴用ゲージ
・Cヘキサロビュラ用リセスゲージ
<ネジ部の検査用>
・DL寸検査用ゲージ
・リングゲージ
・ネジプラグゲージ
・磨耗点検プラグゲージ
など |
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@<十字穴用喰い付きゲージの詳細> |
・十字穴用食い付きゲージとは、JISB1012の3.2.3に規定される十字穴の食い付き性を検査するためのゲージです。
・十字穴用ドライバーの先端のような形状のこのゲージを調査対象のネジに差込み、ネジを下にした際に自重で脱落しないかどうかで合否の判断をします。
・十字穴用プラグゲージと呼ばれることもありますが、食い付きゲージが正しい名称です。
*(注意)食い付きゲージは下記写真のように単なる手回しドライバーに似た形状をしておりますが、
非常に高精度のゲージでありますので相応の価格となります。
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十字穴用くいつきゲージは日発精密工業製のゲージを取り扱っております。
(弊社標準在庫品:十字穴No.) |
JCIS #0 (GPC000) |
H形 #1 (GPH100) |
H形 #2 (GPH200) |
H形 #3 (GPH300) |
*:H形の#0、H形の#4、Z形の喰い付きゲージは製作品となります。
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A<十字穴用のQ寸法測定用ゲージの詳細> |
・十字穴用Q寸法測定用ゲージとは、JISB1012の3.2.2に規定される十字穴のゲージ沈み深さqを測定するためのゲージです。
・寸法qを測定するゲージのため、一般的にはQゲージと呼ばれております。
・手回しドライバーの先端だけのようなQゲージピンを調査対象のネジに差込み、スリーブの端面からのゲージピンが沈む際の沈み量をダイヤルゲージで測定することで沈み深さを計測します。
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十字穴用Qゲージは日発精密工業製のQゲージを取り扱っております。
このQゲージはゲージピンとスリーブとダイヤルゲージの3つによって構成されております。
ゲージピンの先端が十字形状をしており、Q寸法を調べる際に使用します。
(弊社標準在庫品:十字穴No.) |
JCIS#0 (GDC001+GDC002) |
H形 #1 (GDH101+GDH102) |
H形 #2 (GDH201+GDH202) |
H形 #3 (GDH301+GDH302) |
*:H形の#0、H形の#4、Z形のQゲージは製作品となります。
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B<六角穴用ゲージの詳細>
六角穴用のゲージを取り扱っております。
六角穴用ゲージは2種類ございます。
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B-1
Go-NoGoプラグゲージ
ネジ部品の六角穴にGo側のゲージ部が入ればOK、NoGo側は入らなければOKというゲージです。
JISB1016に規定されている「六角穴に対するゲージ」に相当するものです。
このゲージは、六角穴の形状を検査するためのものなので、六角穴の深さ数値の測定はできません。
止り側が板状になっている「通常の形状」<右図上部>と止り側も六角になっている「任意の形状」<右図下部>があります。 |
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B-2
六角沈み深さゲージ
この沈み深さゲージは、ゲージピンとスリーブとダイヤルゲージの3つによって構成されております。
ゲージピンの先端が六角形状をしており、六角穴のt寸法(沈み深さ)を調べる際に使用します。
*:JISB1174、JISB1175、JISB1176、JISB1177などのt寸法
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C<ヘキサロビュラ用リセスゲージの詳細>
ヘキサロビュラ用のゲージ(いわゆるトルクス用ゲージ)を取り扱っております。
ヘキサロビュラ用リセスゲージは簡単に分けまして3つの種類がございます。
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C−1
Go-NoGoプラグゲージ
ヘキサロビュラ穴にGo側が入ればOK、NoGo側は入らなければOKというゲージです。
ヘキサロビュラ穴の形状を検査するためなので、穴の深さの測定はできません。
*:受け入れ用のGo側だけの片側のゲージもあります。
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C−2
Go沈み深さゲージ
ヘキサロビュラ穴の沈み深さt寸法(有効深さ)を測るためのゲージです。<JISB1015>
十字穴でいうところのQ寸を測定(数値化)するためのゲージになります。
本ゲージは、ダイヤルゲージとの一体式になります。(ピン・スリーブだけでは市販のダイヤルゲージには適合しません。)
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C-2、C-3ともに上記のような形状です。 |
C−3
NoGo沈み深さゲージ
JISB1015でいうところのA寸・Reに対する「口元の広がり部の許容深さf」を測定(数値化)するためのゲージになります。
これも上記同様ダイヤルゲージとの一体式になります。
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(注1) :上記ゲージについてはタンパープルーフ仕様の有り無しがあります。
(注2):JIS B1015はISO10664に準拠した日本工業規格です。
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D<L寸検査用ゲージの詳細>
ネジ部の寸法を精密検査するためのゲージを取り扱っております。
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D
L寸検査用ゲージ
このL寸検査用ゲージはゲージピンとスリーブとダイヤルゲージの3つによって構成されております。
通常は右図のように台座に付属させて使用します。(台座別売)
ゲージピンの先端にネジ(又はリベット)の首下を押し付けてます。座面部がスリーブにあたるまで押し付けます。(写真下参照)
押し付けた際のダイヤルゲージの数値を読み取り、ネジ(又はリベット)の首下寸法(L寸)をチェックします。
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↑ネジ部がすっぽり入ってしまった状態
この状態でダイヤルゲージの数値を読みます。
(通常は指で押えて測定します。) |